インドの保険アグリゲータであるPolicybazaarは、21年度第3四半期中にバッファ資金として1億5000万ドル(INR 1,100 Cr)の資金調達を計画している。
事業拡大のための資本金は必要ないとしているが、不測の事態に備えて、慎重に追加資金を調達したいとしている。
ポリシーバザール社について
ポリシーバザールロゴ
Policybazaarは、インドのグルグラムに拠点を置く保険アグリゲータであり、グローバルな金融テクノロジー企業です。2008年6月にYashish Dahiya、Alok Bansal、Avaneesh Nirjarによって設立されました。Policybazaarは、生命保険、投資プラン、健康保険、自動車保険などのサービスを提供しています。
Policybazaarの声明
Policybazaar.com GroupのCEO兼共同創業者であるYashish Dahiya氏は、「バッファとして資本を調達するかもしれない。将来何が起こるかわからない。今年はCOVIDが起きた。将来、何か他のことが起きたらどうするか?1億5000万ドル程度の資金調達をするかもしれないが、それはどんな計画よりも安全のためだ。第3四半期に起こるかもしれない」と語った。
COVID-19パンデミックの中で保険商品の需要が急増していることから、Policybazaarは今期は利益が出ると予想している。Policybazaarの過去1年間の成長率は、保険商品に応じて70~100%となっている。Dahiya氏は、「18年度は黒字だったが、19、20年度はあまり黒字ではなかった。そのため、この(事業の成長)により、今年以降は黒字化が可能になるだろう」と話している。
ポリシーバザールのサービス内容
Policybazaarは、2021年の黒字化に向けて、事業の統合、顧客サービスへの投資、資本効率化に向けた取り組みを検討し始めている。Dahiya氏は、”損失を計上したにもかかわらず、同社の収益は3倍に跳ね上がり、20年度末には市場シェアも評価額も2倍になった “と述べた。
Dahiya氏によると、Policybazaar社は2020-21年度中にUS$146K(INR 1,100 Cr)の収益を計上し、限界利益を計上するはずである。また、保険料面では、20年度のUS$ 530K (INR 4,000 Cr)に対し、今年度はUS$ 800K (INR 6,000 Cr)で締めくくられるだろう。
同社の他の事業であるパイサバアザールに関しては、若干のストレスがあるとしている。
COVID-19の危機によりローンの需要が大幅に減少していたため。